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【速報】ソニー、携帯型音楽プレーヤー“ウォークマンA”シリーズ2機種を発表――「もう一度、新しいネットワーク時代のパーソナルオーディオを象徴するブランドに」


2005年9月8日

ソニーマーケティング(株)は8日、携帯型音楽プレーヤーの新製品として新シリーズ“ウォークマンA”の2機種5モデルを発表した。Aシリーズの“A”とは、All in one(全てを備えた)、Advanced(進歩した)、Attractive(魅力的な)の頭文字に由来する。ラインナップは、HDD内蔵タイプが20GBの『NW-A3000』など2モデルで、フラッシュメモリー内蔵タイプが2GBの『NW-A608』など3モデル。発売は11月19日で価格はオープンプライス。

左から、NW-A3000(バイオレット)、NW-A1000(ピンク)、NW-A608(バイオレット)
左から、NW-A3000(バイオレット)、NW-A1000(ピンク)、NW-A608(バイオレット)

HDD内蔵タイプは、従来機種『NW-HD5』(4月発表)から本体デザインを一新。“流れる音楽を邪魔しない”という発想で流線型で丸みを帯びた直方体の筐体を採用し、また有機ELディスプレーを内蔵して本体前面をフラットにすることで内部から文字が浮かび上がってくるような効果を狙った。一方、フラッシュメモリー内蔵タイプは、従来機種『NW-E507/E505』『NW-E407/E405』(3月発表)と同じ、スティック型のデザインを採用する。

新機種のラインナップと、編集部予想実売価格以下のとおり。なお、ソニー・スタイルジャパン(株)が運営する直販サイト“ソニースタイル”では、一般店頭モデルのほかにゴールドの『NW-A1000』など各モデルの限定カラーを用意し、予約販売を希望するユーザーのための事前登録を本日開始した。

NW-A3000
20GB HDD内蔵。カラーはバイオレット、シルバー。編集部予想実売価格は3万5000円前後
NW-A1000
6GB HDD内蔵。カラーはバイオレット、シルバー、ピンク、ブルー。編集部予想実売価格は3万円前後
NW-A608
2GBフラッシュメモリー内蔵。カラーはバイオレット、シルバー、ピンク、ブルー。編集部予想実売価格は3万2000円前後
NW-A607
1GBフラッシュメモリー内蔵。カラーはバイオレット、シルバー、ピンク、ブルー。編集部予想実売価格は2万7000円前後
NW-A605
512MBフラッシュメモリー内蔵。カラーはバイオレット、シルバー、ピンク、ブルー。編集部予想実売価格は2万2000円前後
NW-A1000
NW-A1000の3色。NW-A3000の筐体は、NW-A1000よりも大きいがデザインは同一
NW-A608
NW-A608の3色。NW-A607/A605のデザインは同一

HDD内蔵タイプ/フラッシュメモリー内蔵タイプとも対応フォーマットはMP3/ATRAC3/ATRAC3plusで、12月にはファームウェアのアップデートによってWMA形式にも対応する予定だ。新機能として、楽曲の再生中にそのアーティストに近いジャンルのアーティストを自動的に選出する“アーティストリンク”(HDD内蔵タイプのみ)や、履歴を元に再生頻度の高い曲だけを集めてシャッフルする“よく聞くシャッフル”、ランダムに選ばれた年代の曲だけを集めてシャッフルする“タイムマシンシャッフル”などを搭載する。これらの機能をサポートするために、新しい録音/楽曲管理/転送ソフト『CONNECT Player』(対応OS:Windows 2000/XP/Me)を、従来の『SonicStage』に替わって付属する。CONNECT PlayerはウォークマンAシリーズ専用ソフトで、SonicStageシリーズのユーザーがバージョンアップによって入手することはできない。なお(株)レーベルゲートの音楽ダウンロードサイト“Mora(モーラ)”では、ウォークマンAシリーズの発売に合わせて、利用者が選んだアーティストに近いジャンルのアーティストを選出して推薦する“アーティストリンクサーチ”という、HDD内蔵タイプのアーティストリンク機能と同じコンセプトの新検索機能を提供する予定。録音/楽曲管理/転送ソフトとしては、引き続きSonicStageを無料で配布する。

「我々は今の状態に満足していない」

ソニー コネクトカンパニー プレジデントの辻野晃一郎氏
ソニー コネクトカンパニー プレジデントの辻野晃一郎氏

新製品を担当したのはソニー(株)の“コネクトカンパニー”という昨年末に作られたばかりの組織で、製品発表会にはプレジデントである辻野晃一郎(つじの こういちろう)氏が出席した。組織名の“コネクト(CONNECT)”とは、辻野氏によれば“人とデジタルエンターテインメントコンテンツを繋ぐ、人と機器を繋ぐ、人と人とを繋ぐ”というコンセプトから取られたもの。コネクトカンパニーは、これを実現するために「ソニー・ユナイテッドの名の下に、(ハードウェア/ソフト/サービスを)有機的に組み合わせて、存分にソニーの総合力を発揮」し、「デジタルメディアとネットワークを重要構成要素とする、新しい世界観、新しいビジネスのパラダイムの実現」を目指すのだという。

辻野氏は、NW-E507/E505/407/E405が国内やイギリスの市場で「非常に好評で受け入れられた」と評価する一方で、「本日も他社が新しい発表をしたようだけれども、当然ながら我々は今の状態に満足していない」と強調した。“iPod”シリーズの米アップルコンピューター社に対して攻勢を仕掛け、携帯型音楽プレーヤー市場でより多くのユーザーから支持を得るようになるためには、コネクトのコンセプトに基づき「ここからどうやって飛躍を目指し、新たなパラダイムを作っていくかが重要」なのだという。また辻野氏は、新シリーズの名称を決めるに当たって、社内で「テープのイメージがある“ウォークマン”というネーミングは古いのではないか」という指摘や議論があったことを紹介した。しかし、「ここまで影響力を持つに至ったウォークマンブランドこそ、“Powered by CONNECT”という言い方をしているが、もう一度、新しいネットワーク時代のパーソナルオーディオを象徴するブランドとして強いこだわりとともに確実に蘇らせたい」とブランドの復権を誓い、ウォークマンの前に“ネットワーク”のような冠をあえてつけず、「元祖ウォークマン」として新名称を採用したのだという。



(編集部 伊藤咲子)





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