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セガトイズとベネッセ、米LeapFrogと提携――“音で遊べる未来の本”を発売


2002年1月22日

(株)セガトイズと(株)ベネッセコーポレーション(以下ベネッセ)は21日、米LeapFrog(リープフロッグ)社と提携し、同社の教育玩具『Leap Pad』(リープパッド)の日本バージョンを開発販売すると発表した。

絵本の上にペンで触れると、音声が再生される“音で遊べる未来の本”
絵本の上にペンで触れると、音声が再生される“音で遊べる未来の本”。写真の中の製品は、セガトイズが販売する『CoCoPad』

Leap Padは、LeapFrogが教育機関の専門家と開発した教育玩具で、1999年に発売された。ノートブック型の本体に、絵本と音声データを内蔵するROMカートリッジをセットして、付属のペンデバイスで絵本の文字や絵に触れると、さまざまな音声が聞ける仕組み。独自開発のASICと、ページ上のペンの位置を正確に読み取る“NearTouch”を搭載する。絵本とROMカートリッジは小売店で販売しているが、同社のウェブサイト上からも入手が可能。Leap Pad用のプログラムをダウンロードして、記録可能なカートリッジに記録すれば利用できる。同製品は子供を持つ母親からの支持を得て、全米で500万台を売り上げたという。また、全世界32ヵ国に、6種類の言語で製品を出荷しているという。

セガトイズは、『CoCoPad(ココパッド)』という名称で、4〜9歳を中心に幅広い年齢層に向けて製品の販売を行なう。発売日は3月21日で、本体の価格は6800円。本体サイズは幅470×奥行き35×高さ313mmで、重さは950g(電池除く)。電池は単3電池を4本使用し、約60時間稼働する。

本体にセットするROMカートリッジ。『くまのプーさん プーさんとはちみつ』、『ほ乳類の驚異』
本体にセットするROMカートリッジ。『くまのプーさん プーさんとはちみつ』、『ほ乳類の驚異』

同時に発売するソフトは、『ECCジュニアのはじめて英会話(1) 英語でたのしく Say Hello!』、『くまのプーさん プーさんとはちみつ』、『ほ乳類の驚異』の3本で、価格は各2480円。4月には、『ドラえもん 〜タイムマシンでかずをまなぼう!〜』『アンパンマンのココパッドであいうえおきょうしつ』が発売される。今後も他社とのアライアンスによって教材の開発を行ない、年内に20本程度のソフトを発売する予定という。同社では、4月に新学習指導要領が導入され、一部の小学校では、総合的な学習の一環として英語教育も始まることから、子供が英語に対する興味を持ち、またネイティブスピーカーの発音に接することが重要と考えているという。同社は今後、同社製品である子供用コンピューター『PICO(ピコ)』で培った教材開発のノウハウを利用してコンテンツの開発を行ない、幅広い年齢層を対象とした英語ソフトを中心にしていくとしている。同社では、初年度の販売目標として、本体30万台、ソフト合計60万台の売り上げを目指す。

『Qpad』
『Qpad』。内蔵スピーカーが本体脇に付いている
閉じた状態
閉じた状態のQPad

ベネッセは、『QPad(キューパッド)』という名称で、同社が販売する自宅学習教材『進研ゼミ』の“中一講座”の会員に向けて教材として配布する。中学生を対象として、本体のデザインをティーンズ向けにリニューアルし、内蔵スピーカーを含めた音声機能も強化したという。
ソフトは英語が中心で、学校で習う語彙や文法をベースに、日常生活でよく使う表現を盛り込んだコンテンツ構成になっているという。また、初めて英語を学習する中学生の発達段階に合わせて、反復・継続・興味付けの仕掛けを組み込んでいるという。同社ではQPadを通して、子供に学習意欲と学習習慣をつけたいとしている。また、読み書きだけでなく、統合的にコミュニケーションの力をつける英語教材として開発を行なうとしている。本体を含めた最初の配布は、4月号と同時に行なう。その後、8月号、2003年1月号と一緒にソフトを配布する予定。また、同社は今後学習塾などへも製品の展開を行ない、セガトイズにもソフトの提供を行なうという。

LeapFrog会長兼CEOのトーマス・カリンスキー(Thomas Kalinske)氏
LeapFrog会長兼CEOのトーマス・カリンスキー(Thomas Kalinske)氏

LeapFrog会長兼CEOのトーマス・カリンスキー(Thomas Kalinske)氏は「Leap Padは、米国では両親の、特に母親からの絶大な信頼を獲得できたのが成功の大きな要因だ。日本においても、この事は忘れてはならない。日本においては母親が子供の教育に非常に熱心で、“教育ママ”の存在もある。母親の信頼を得られれば、成功は間違いない」と述べている。LeapFrogでは今後、日本におけるインターネットを利用したソフトの販売などを行ない、2003年末までに200万台の販売を目指すという。

(編集部 田口敏之)





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