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日本NCR、携帯電話プリペイトカードを使ったマーケティングサービス“WebCK”を開始


2001年12月13日

日本NCRビジネス・ソリューション(※1)は12日、エイティコミュニケーションズと共同開発したマーケティングサービス“WebCK(ウェブチェック)”を、13日に開始すると発表した。

※1 旧・日本NCR販売(株)、12月1日付けで社名を変更した。

ユーザーに配布するプリペイトカード。大きさは縦57×横85mmで、運転免許証よりも少し大きい程度
ユーザーに配布するプリペイトカード。大きさは縦57×横85mmで、運転免許証よりも少し大きい程度。デザインは企業が自由に行なえる

同サービスは、携帯電話とプリペイトカードを用いてマーケティング行なうというもの。ユーザーは、プリペイトカードに書かれた手順に従い、ウェブサイト上のアンケートに、携帯電話でアクセスして回答する。回答したユーザーに対して、携帯電話で一定時間、無料通話を行なえるサービスを提供するのが特徴。これによって、高い回答率と顧客満足を得ることができるという。

なお、マーケティングの対象となるユーザーが、インターネットに対応した携帯電話を持っていることが条件となる。アンケートの回答および無料通話は、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、ケーディーディーアイ(株)、ジェイフォン(株)、(株)ツーカーセルラーの携帯電話で利用可能。

企業がマーケティングを行なうための、具体的な手順は以下の通り。まず企業は、プリペイトカードのデザインを行ない、アンケートの内容を作成する。アンケートや集計結果を表示するウェブサイトは、エイティコミュニケーションズが用意する。そして、特定の製品の購入者などといった、マーケティングの対象となるユーザーに、プリペイトカードを配布する。ユーザーの反応は、集計を行なうサーバーに転送され、集計結果を随時ウェブサイトから確認できる。これによって企業は、顧客満足度の調査・分析および、個々の要求に即したマーケティングを、リアルタイムで行なえるという。最終的な集計結果は、日本NCRビジネス・ソリューションズが分析を加えて、企業に提示する。

アンケートの回答結果を表わすグラフ
アンケートの回答結果を表わすグラフ

なお、アンケートに回答しなくても、無料通話を行なえるプリペイトカードもある。こちらはインターネット対応携帯電話だけでなく、PHSや一般電話回線からも利用可能。企業名やオリジナルデザインを加えて、ノベルティーグッズとして利用できるという。

アンケート付きプリペイトカードの利用方法は以下の通り。まずユーザーは、無料通話を利用したい携帯電話端末で、カード裏面に記してある登録センターの番号に電話をかける。利用端末を特定するために、発信番号を通知する設定にしておくか、電話番号の先頭に“186”をつけてダイヤルする必要がある。音声ガイダンスが流れたら、それに従って、カード裏面のスクラッチをコインなどで削り、その下に記されている12桁のカード番号を入力する。登録完了を確認したらいったん電話を切って、携帯電話で、カード裏面にあるURLにアクセスする。ウェブサイトで、再びカード番号を入力し、企業のアンケートに回答する。アンケートの回答を送信すると、既定のポイントが加算され、無料通話を行なえるようになる。

プリペイトカードの裏面。スクラッチ部分をコインなどで削って使用する
プリペイトカードの裏面。スクラッチ部分をコインなどで削って使用する
アンケートのデモ画面
アンケートのデモ画面

無料通話をする場合は、カード裏面にある通話センターの番号に電話をかけ、残っている無料通話ポイントを確認した後、通話相手の電話番号をダイヤルする。なお無料通話時間は、携帯電話会社や場所の違いに関係なく、500ポイントで約10分程度だという。通話ポイントがなくなると、音声案内が流れ、自動的に電話が切れるようになっている。

日本NCRビジネス・ソリューション オープンシステム事業部長の武内博資氏
日本NCRビジネス・ソリューション オープンシステム事業部長の武内博資氏

同サービスを開始する背景について、日本NCRビジネス・ソリューション オープンシステム事業部長の武内博資氏は「弊社は、顧客一人ひとりの嗜好に合わせたサービスを提供し、CRMを実現するために、マーケティング事業を行なっている。しかしCRMといっても、情報はすぐに古くなっていってしまう。真のCRMのためには、常にフレッシュな情報を得ていなければならない。そしてマーケティングの対象となる顧客にも、楽しんで貰いたい。スピーディーで、ローコストかつ簡単にCRMを実現するために、同サービスを開始する」

「このサービスで特徴的なのは、非常に多様化している顧客のニーズを吸い上げられることだ。今の時点で、顧客が何を求めていて、何が必要なのかということを、リアルタイムで集計できる。そして、携帯電話の無料通話サービスを同時に提供することによって、顧客からの高い回答率を期待できる。開始に先駆けて実施したサンプル調査では、3000枚のプリペイトカードを配布し、約65%の回答率を得ることができた」と語っている。

エイティコミュニケーション代表取締役のの荒木俊則氏
エイティコミュニケーション代表取締役のの荒木俊則氏

また、エイティコミュニケーション代表取締役のの荒木俊則氏は「顧客は非常にわがままで、すぐ気が変わってしまうということを忘れてはならない。同サービスは顧客満足度を高めるとともに、顧客の心情に沿った詳細なマーケティングを行なえる。アンケートの内容や期限、与える無料通話ポイントの量は、企業側が自由に設定できるようになっている。早く回答してくれたり、たくさんの設問に答えてくれたユーザーには多くポイントを与えるなどといったことも可能だ。それに、アンケートに答えない限り、プリペイトカードは単なるカードに過ぎないというところもミソになっている」と述べた。

販売は、日本NCRビジネス・ソリューションとエイティコミュニケーションズ、およびその代理店経由で行なう。料金は、1サービスあたり約150万円。この料金には、ユーザーが無料通話を行なった際の通信費は含まれない。なお、プリペイトカードの最小ロット数は1000枚で、約180万円となっている。

同社は“WebCK”の販売目標として、初年度100サービス程度の売り上げを見込んでいる。

(編集部 田口敏之)





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