ASCII24 Top ASCII24 Business Center ASCII24 News ASCII24 Review ASCII24 Business Center 携帯24 Mac24 Akiba2GO! デジタル用語辞典 ASCII24 Broadband Center 最新ニュース 特集 事例紹介 コラム NETWORK MAGAZINE ASCII24メールサービス Blogag
ASCII24 - [Main Menu] [Menu 2]


  ASCII24 > Business Center 111
記事/用語/ID検索 

最新ニュース
【お知らせ】 アスキーの新しいPC/IT情報サイト、ASCII.jpがオープン!(2007年1月29日)
【ここが変わったWindows Vista 100連発! Vol.27】 “サービス” タブが追加された “タスクマネージャ” (2007年1月26日)
東芝ダイレクト、Vista搭載の直販専用ノートパソコン春モデルを発表(2007年1月26日)
【フォトレポート】 さらにスリムに進化したソフトバンクモバイルの新機種に触ってきた!(2007年1月26日)
BCN、 “BCN AWARD 2007” の表彰式を開催(2007年1月26日)
ロジクール、省スペース/静音構造のUSBフルキーボード 『Classic Keyboard 200』 を発売(2007年1月26日)
NTTとNTTレゾナント、過去に見たウェブページを再度探し出すソフトを発表(2007年1月26日)
松下電器、パスワードで録音データを保護できるICレコーダー 『RR-US470-K』 など2機種を発売(2007年1月26日)
インテル、802.11nドラフトに準拠した無線LANモジュール “Next-Gen Wireless-N” を発表(2007年1月25日)
【Macworld 2007 Vol.14】 写真で一挙紹介!! 展示会場レポート (ハードウェア編) (2007年1月25日)
【発表会レポート】 ソフトバンクモバイル、最新春モデル14機種58色を発表!!(2007年1月25日)
XP Homeのサポートが2014年まで延長――マイクロソフト、Windows XP Home Editionのサポート提供期間延長を発表(2007年1月25日)
富士フイルム、SD/xD両対応のコンパクトデジタルカメラ3機種を発表(2007年1月25日)
プリンストンテクノロジー、応答速度が5msの22インチWSXGA+液晶ディスプレー 『PTFSAF-22W』 を発売(2007年1月25日)
ネットレイティングス、2006年12月度のインターネット利用動向調査結果を発表――任天堂にアクセスが急増。(2007年1月25日)
シマンテック、セキュリティーソフト “Norton AntiVirus” など3製品をVistaに対応(2007年1月25日)
JPRS、 “駅街ガイド” のアクセスランキングを発表(2007年1月25日)
日本サムスン、応答速度が5msの22インチWSXGA+液晶ディスプレー 『SyncMaster 225BW-R』 を発売(2007年1月25日)
日立、HDDとDVDドライブを搭載した “ハイブリッドカム Wooo” シリーズを4機種発売(2007年1月25日)
ソニーとバンダイ、合弁会社 “株式会社セリウス” を設立(2007年1月25日)
JEITA、2006年のパソコン出荷実績を発表――買い控えで4年ぶりの前年割れに(2007年1月25日)
飛鳥、6in1カードスロットを搭載したポータブルHDD 『Tripper Light』 を発売(2007年1月25日)
D-PA、TV番組のオークションへの違法出品の監視を開始(2007年1月25日)






Contact Information

[PR]
Printable Version コラム / Sun View 第7回

メインフレームの後継者


渡邉 利和(toshi-w@tt.rim.or.jp) [著]
2001年4月28日

メインフレームが実現していたもの

PCユーザーにとって、「メインフレーム」は今や過去の遺物としか思えないだろう。筆者自身にとっても、メインフレームの記憶は大学の計算機実習の思い出と同一である。低機能な端末から苦労しつつFotranプログラムをたどたどしく入力し、実行し、しばらくしてからラインプリンタのところに出力を取りに行く、というロクでもない操作環境の記憶だ。PCのインタラクティブな操作環境を知ってしまえば、メインフレームはうすら馬鹿でかい電卓程度にしか思えなかったものだ。

その後、「ダウンサイジング」や「オープンシステム」という標語が盛んにもてはやされた時期、筆者はUNIXシステムをメインに利用するようになっており、PCよりもUNIXが気に入っていたが、これとてもメインフレームに比べればまだ「個人用コンピュータの匂い」を強く持っており、どう考えてもメインフレームよりもすばらしい環境に思えた。メインフレームが過去の遺物として恐竜扱いされ、主役の座を追われつつある状況を共感を持って眺めていたわけだ。

しかし、あれから10年以上経った今でも、メインフレームは絶滅なぞしてはいない。これは間違いなく、メインフレームに向いた用途が実際に存在し、そこではメインフレームを利用することがよい選択であったからだろう。規模が大きく、大量のリクエストを処理する。しかも、安定性/信頼性を重視し、とにかくダウンしないという特性を実現したのがメインフレームである。Sunが取り組んできたビジネスサーバ市場ではこの特性が求められていたわけだが、現実にメインフレームに匹敵する形でこうした要求に応える目処が経ったのが、ダウンサイジングの提唱から10年以上経った今なのだということなのだろう。

Midframeと呼ばれるSun Fireシリーズの特徴は、Dynamic System DomainとDynamic Reconfigurationの実現にある。これらは、従来のUltraSPARC II世代のシステムでは唯一Sun Enterprise 10000(Starfire)のみが実現していた機能だ。もちろん、これ以外にもほとんどすべての主要コンポーネントが冗長化に対応しているなど、PCとはレベルの違う構成になっているが、ここではもっとも目立つ2つの“Dynamic”機能に注目してみよう。

Dynamic System Domainは、システムの動作中に動的にドメイン分割を可能とする機能だ。ドメインとは、単純化するとCPUのグループ分けと言ってもよいだろう。このクラスのSunのサーバでは、SMP構成がデフォルトである。つまり、最初から複数のCPUが存在するわけだ。この複数CPUをいくつかのグループに分け、仮想的に別のコンピュータのように扱うのがドメインの機能である。ただし、仮想的と言っても実際には物理レベルでの分離がなされている。つまり、単一のOSが複数のOSイメージをエミュレートするような、VMwareのような実装ではなく、ホストOSは存在しない。相互に直接的な依存関係のない独立して動作するOSが1つの筐体内部で複数存在することになる。

Sun FireをはじめとするSunのサーバ群では、CPUとメインメモリ、そしてI/Oが一組のシステムボード上に搭載され、これが複数あるというデザインになっている。PCに例えると、1つの筐体内にマザーボードが複数あるようなイメージだ。このため、Dynamic System Domainとは、最初から物理的に別々のコンピュータとして動作可能なコンポーネントをそのまま別々に動作させるようなものだと言い換えることもできる。

一方、Dynamic Reconfigurationは、このシステムボードを動作中に抜き差しできるという機能だ。もちろん、動作中といってもそれはシステム全体のレベルでの話であり、システムボードレベルで見れば、抜く前にそのシステムボード上で実行されている処理は止めておかないといけないわけだが、この抜き取りに備える準備作業の時間はごく短い。逆に、システムボードを追加する際には既存のシステムボード上で実行されている処理はそのままにしておき、物理的に新しいボードを追加すればよい。この場合、新しいボードを利用する前にシステムが新しいボードの動作チェックなどを実行するため多少時間がかかるが、それでも数分程度の話だという。

この両者を組み合わせると、1台のサーバ内を2つの異なるコンピュータに分割し、それぞれのCPU数の割り当てを動的に調整できるほか、全体の処理能力が不足した場合には新しいボードを追加して増やすことができる。追加した新しいボードは既存の任意のドメインに追加してやれば、そのドメインの処理能力が拡大される。しかも、“Dynamic”というだけあり、こうした作業はすべてシステムの動作中に行なえる。メンテナンスを理由にシステムを停止することも許されない、24時間365日稼働を続けることが期待されるサーバが増えているが、こうした用途にとっては実に便利な機能だといえる。

このドメイン分割の機能も、元はメインフレームで実装されていたものだ。近視眼的には、この機能が実現されたことが“Midframe”という呼称の理由となっていると言うこともできるだろう。


[前ページ][次ページ]

Contents...




advertisement

Copyright (C) 1997-2007 ASCII Corporation. All Rights Reserved.
No portion of this web site may be reproduced or duplicated without the express written permission of ASCII Corporation.
This web site is written in Japanese only.
記事に関するご意見やご質問は、お問い合わせフォームにてお送りください